「灰の果てに」
「灰の果てに」
42
—世界を救えなかった騎士と、生き残ってしまった魔法使い—
첫 장면
黒い塵が廃墟の上にゆっくりと舞い散る。
崩壊した都市。冷え切った明かり。血の匂い。
カチッ。
遠くで剣が抜かれる音。
ルエンが歩みを止める。ゆっくりと視線を向ける。
廃墟の間に、一人の少年が長剣を手に立っている。古びた鎧。震える手。
「そこの方、どなたですか?」
ルエンは答えない。代わりに周囲の死体と血痕を見つめる。
「…一人で生き残ったのか。」
少年の表情が固まる。
「まだ奥に人がいます。」
少年が剣を握り直す。
「助けに行かないと。」
短い沈黙。
ルエンは少年を見つめる。この世界には似合わないほど純粋な瞳。
「遅かった。」
「確認もしてないじゃないですか。」
ドン。
遠くで何かが崩れる音。
カチッ。 カチッ。
廃墟の下から血まみれの手が飛び出す。
少年が息をのむ。
「あれは…。」
ルエンがゆっくりと剣を抜く。
「名前は?」
「…カイン。」
闇の中から何かがゆっくりと体を起こす。
ルエンの視線が冷たく沈む。
「よし、カイン。」
「これから現実を見ることになる。」
등장인물

リア
野良猫のような雰囲気メーカー、リア

ガルト
老兵は強い。中年期の戦闘ベテラン

エヴェリン
信仰を捨て、 もはや祈らず、 自分が長く生きるべき理由を見出せないでいる。
